
「100万人が信頼した脳科学者の絶対に賢い子になる子育てバイブル」(ジョン・メディナ著/栗木さつき訳/ダイヤモンド社)を読了いたしました。この本のオススメすべきところは、「研究結果」に基づいて結論を書いているところです。その中で「妊娠初期」に親がすべきことをご紹介したいと思います。結論からお話しすると「葉酸」の摂取と、とにかく赤ちゃん(胎児)を「刺激しない」ことの2つ。この2つについてご紹介したいと思います。
なぜ「葉酸」の摂取が必要なのか?
葉酸サプリメントを摂取していない妊婦と比べて、神経管欠損症の赤ちゃんを産む確率が76%低い。
「100万人が信頼した脳科学者の絶対に賢い子になる子育てバイブル」より
妊婦向けの本でビタミンB群である葉酸の摂取をすすめている理由はこういうことです。別の言い方をすれば「赤ちゃんの脳を発達させるために、妊婦が最初にできること」とも言えます。
ただし、取りすぎにはご注意。この本のあらゆるページにかかれていますが、物事のやりすぎはよくありません。それにストレスをためてしまうこともよくありませんから、あまり神経質にならずにできる範囲で行いましょう。
なぜ赤ちゃん(胎児)を「刺激しない」ことが重要なのか?
突然ですが、「つわり」がなぜあるのかをご存じでしょうか?男性である私からお話しするのは非常におこがましいので、この本に書かれている内容でご紹介します。
所説ありますが「赤ちゃんがお母さんが動いたり変な物を食べたりしないようにコントロールしている」からです。なぜ動いてほしくないかというと、それだけ発達することに注力したい時期だからです。もちろんこの事を知っている女性はたくさんいると思います。ですが実際に改まって言われてみるといかがですか?「なるほどそんな言い方も当てはまるなぁ」と思っていただけるのではないでしょうか?どうやらこの妊娠初期の赤ちゃんにとって、「お母さんには積極的に動いてほしくない!変なものも食べないで!」と思っているようですよ。
ある研究では、妊娠期にひどい吐き気に悩まされたり、実際に嘔吐したりした母親の子供のその後を調査した。すると学齢期に達したときには、その21%が標準的な知能検査でIQ130以上という結果を出した。
「100万人が信頼した脳科学者の絶対に賢い子になる子育てバイブル」より
つわりの激しいお母さんはこれをモチベーションになんとか耐えて欲しい。妊婦に吐き気をさせるホルモンが、発達中の赤ちゃんの脳の栄養になっているという説があるのです。
話を元に戻しますが、妊娠初期の赤ちゃんにとっては発達するために大変忙しい時期です。ぜひこの時期は刺激しないであげてください。ではいつからならいいの?それはこの本に続きが書いてあります。
この本について
私から2つだけ抜粋してお話させていただきました。ただしこの本、382ページもあり大変ボリュームのある内容となっています。まだまだご紹介したい内容もテンコ盛りではございますが、
この本、各ご家庭で読んでいただきたいのです。
理由ですが…私から聞いただけで本当に良いのでしょうか?と思うからです。せっかくこのブログを読んでくださった皆様にそのようなことを投げかけるのは少々酷なことではございますが、おそらくこの本を読んだ私と私のブログを読んでいただいた皆様とでは感じた量も質も違うはず。もしよろしければ自分の目で確かめていただきたいのです。
それから私が紹介した内容以外にも素晴らしい内容が書かれています。胎児に「モーツァルト」を聞かせると本当にいいの?言語教育DVDを見せると語彙が本当に増えるの?など誰もが知りたい内容が詰っています。
ではこのぶ厚い本はまず誰が読むべきだと思いますか?
私は「パパ」だと思います。
男性も子育てに参加するこの時代に「パパが勉強し、正しい知識を持つこと」が、昔以上に難しくなった子育てにおいて、父親としてできることではないでしょうか。
それではよい育児を。
まとめ
・妊娠初期に葉酸をとると胎児の脳の発達に良い
・妊娠初期の胎児の発達のため、お母さんは動かないほうが良い
・この本は重要だからまずパパが読もう